境界立会で〇〇するとうまくいかない!
境界立会でうまくいかない人がやっていること
それは、相手の言ってきたことに応酬してしまうことです。
境界立会でまとめるためには、相手の話に応酬するのではなく、
受容して傾聴することです。
境界立会の場面では、隣地の人はいろんなことを言ってきます。
「この境界杭は、私の許可なく勝手に入れた杭ですから境界ではありません。」
「隣の人が境界の杭を動かしたんです。」
「うちの面積が減っているのはおかしい。」
隣地の人がそうした意見を言ってきたときに、
反対意見で応酬するのがよくないです。
「土地家屋調査士が、断りなしに勝手に境界入れることはありません」
「図面の数値を見ても、杭が境界で間違いがありません」
確かに正論ですが、こうした応酬では、興奮している相手をさらに興奮させます。
「なるほどこの境界標を入れたのに、〇〇さんは許可はしてないんですね」
「いつ頃からこの境界標があるんですか?」
まずは受容して、相手の意見をしっかりと聴きます。
そうすることで興奮している相手もだんだんと落ち着いて来ますので、
こちらの意見を通しやすくなります。
また興奮して、怒鳴ってくる、ひどいことを言う人もいます。
そういう場合には、わざと下手に出て、もっとひどいことを言わせる。
相手が罪悪感を覚えるところまでおびき寄せるということもあります。
ちょっと言い過ぎたというところで、こちらの主張を通します。
いずれにしても、相手の意見に応酬するのではなくて、
受容して傾聴するということがよろしいかと思います。