【境界立会】絶対にやってはいけないこと
境界立会を成功させるために絶対にやってはいけないことがあるんです。
この状態になったら、まず9割はうまく行きません。
境界立会、成功させたいですよね。
今回は、境界立会を成功させるための注意点をお話します。
動画を見ていただければ、失敗の地雷を避けることで成功の確率を上げることができます。
最後のほうに私の若かりし頃の失敗談をします。
ぜひ最後までお付き合いください。
それでは、境界立会を成功させる3つのポイントについてお話します。
1つ目は、境界立会の持ち物チェック
2つ目は、境界立会いの準備大切です
3つ目は、境界立会で絶対やってはいけないこと
それでは、
1つ目は、境界立会の持ち物チェックです。
持ち物としては、名刺、朱肉、印鑑マット、画板に書きやすい黒のボールペンこちらは必須ということになります。
その他、塀の上など高い位置の境界標を確認するときには脚立が必要です。
返信用の切手と封筒も用意しておくといいです。
境界立会の書類を持ち帰って、他の人に見てもらってからハンコ押すという人もいらっしゃいます。
2つ目は、境界立会いの準備大切です
境界の根拠となる資料(地積測量図、区画整理図など)は、すぐに出せるように準備をしておく。
境界立会の際には早めに行って、境界標が地中に埋まっている場合は事前に掘り起こしておく。
境界標は、十字線などがはっきりと確認できるように、杭の上に乗っている土はハケを使ってきれいにしておく。
境界のポイントの写真です。
立会前にあらかじめ写真を撮っておきます。
狭いところ通らないと境界の確認ができない。
境界標が地中深くにある。
塀の上など高いところに境界がある。
そのような場合には、まずは写真で境界の位置を確認していただきます。
写真で確認した後に実際に境界の位置を見ていただきますが、
まあ大体半分くらいの人は、「写真でわかったからそれでいいです。」という話になります。
3つ目は、境界立会で絶対やってはいけないこと
それは、立ち会いの時間に遅れること
境界立会の時間前に行って、隣地の地主さんを万全の体制でお待ちするということです。
当たり前やんけーと思うでしょ。
でも、何があるかわからないんですよ。
道路が渋滞するかもしれない。
車が故障したこともありました。
交通事故に会うかもしれません。
多少アクシデントがあったとしても、対応できるように時間の30分から1時間前には現地に到着するようにします。
事前に境界の仮ポイントで入れた木杭が、現場に着いてみたら、工事でなくなっていたこともありました。
想定外のことは起こりますので、時間に余裕を持って行動することが大切です。
これは、私がこの仕事の修行を始めたころの本当に恥ずかしい話です。
25歳のときでした。本当に若気のいたりなんですけど。
境界立会の前で、出かける直前にお客様から電話があったりして、出発が遅れてしまったんです。
もうこれは急いで現場に向かわないと行けないということで、測量の先輩と車を快調に走らせていた。
すると、前にやたらと遅い車が・・・。
しかも田舎の農道の一本道で追越ができない。
測量の先輩と「これヤバイよ。ヤバイよ。ヤバイよ。」と話して、
まずい!このままでは立会の時間に間に合わない!
境界立会の時間に遅れるなんて絶対に許されないですからね。
まあ、時効だからお許しください。
そこで、かる~く、あおり運転をしちゃった。
結構長い時間。
やっと広い道になって、一気にぐい~んと追い越しました。
そして立会の場所へ急ぎます。
とりあえず時間には、ギリギリ間に合った。
隣地の所有者さんは、まだ来ていないようでした。
ほっとして、測量の先輩と良かったねということで、
地主さんを待つことにしました。
しばらく待っていると。
どう見ても先ほど、あおっちゃった車が、こっちに近づいてくるんですよ。
田舎なので、遠い位置からでも車が向かってくるのがわかるんですよね。
「あれ、あれ、あれ」そして測量の先輩と血の気が引くような感じになりました。
そして、どんどん、車が近づいてくる。
そして現場に車が到着して、70歳くらいの人が降りてきて
ちょっと高めの声で
「あー測量の人、遅くなっちゃってごめんね。」って言ったんですよ
あーいうときって、テレパシーでつながるんですよね。
測量の先輩と目配せして
「何もなかった。何もなかった。何もなかった。」
ということで無言のやり取りをして、
しれーっと境界立会をして、はんこをもらって立会終了ということになりました。
やはり時間は余裕を持った行動をする必要があります。
時間がないと、気持ちに余裕がなくなるんです。
それに何が起こるか、本当にわかりません。
時間に余裕を持って行動しましょうということです。
それでは振り返ります。
1つ目は、境界立会の持ち物チェック
名刺、朱肉、印鑑マット、画板、黒のボールペン、脚立、返信用の封筒・切手
2つ目は、境界立会いの準備大切です
境界の根拠となる資料の準備
境界標は事前に掘り起こしておく
十字線などがはっきりと確認できるようしておく
境界のポイントの写真を用意しておく
3つ目は、境界立会で絶対やってはいけないこと
時間に遅れない。
どんなアクシデントにも対応できるように、早めに行動する。